ピアスと言えば、耳たぶが一般的ですが、芸能人など、お洒落な人はよく軟骨ピアスをつけていますよね。
特に耳の外側に付けるヘリックスは、見た目も可愛く、
軟骨の中では、比較的痛みも少ないと言われている為、耳たぶの次に開ける場所としては、
ハードルが低いのではないのでしょうか。
でも、軟骨ピアスと聞いて多くの人がまず最初に思うのは、きっと
「痛そう」「ケアが大変そう」などのマイナスポイント・・・。
筆者は、3週間ほど前にヘリックスピアスを開けたので、
実際どのくらい痛かったの?
痛みの続く期間は?
など、開けるか迷っている方が気になることをレビューしたいと思います^^
実際思ったほど痛くない!けど・・・
結論から言うと、開けた瞬間は、思った程痛くなかったです。
「ジンジンする」とか「耳たぶの10倍は痛い!」と言う話を聞いていたので、かなり覚悟しましたが、
一瞬で終わり、正直「え?」もう終わったの?と言う感じでした。
軟骨という名の骨に穴を開けたのに。
でも実は、開けた後の方が辛かったのです・・・。
ピアスを開けるまでの流れは?
ヘリックスがどうしても開けたい。可愛い。
でも、痛い+失敗するのは絶対に嫌だという理由で、筆者は、ピアススタジオで開けてもらうことにしました。
ピアススタジオとは、その名の通り、ピアスを開ける為の専門店です。
ピアス開けのプロの方に、ニードルを使って開けてもらいます。
(病院の場合は、ピアッサーで開けることが多い様ですが、
筆者は、軟骨はニードルで開けたかった為、ピアススタジオを選びました。)
※ピアス開けは、医療行為に当たる為、病院か信頼できるスタジオで、医師資格を持った方に開けてもらいましょう。
一般的に、
ニードルでピアスを開けると、先が尖っているので、ピンポイントで穴が開けられる。
傷つく部分が最小限なので、治りが早い。
一方ピアッサーは、肉を押し潰す様にして、無理矢理穴を開ける為、軟骨にヒビが入ることがあり、
傷つく範囲が広い為、治りが遅い。
と言われています。
参考資料:PIERCE MAP
ピアススタジオ、最初は怖いけど。。
筆者が行ったスタジオでは、
店内に入ると、顔や手などたくさんピアスをつけた店員さんが3〜4人出迎えてくれました。
圧を感じたので、正直最初は少し怖かったです。
ただ、ピアスを開けに来た旨を説明すると、開けた後の注意点や、ケアの方法など、かなり丁寧に説明してくれました。
結構きちんとしてるんだなぁという印象。
その後の流れはスムーズでした。
待合室に案内され、すぐに診察室に呼ばれました。
診察室は、病院でよくある消毒の香りがする診察室の様な内装で、清潔感バッチリ。
診察室に入ると施術する方がいて、まずは消毒。
綿棒で消毒液を塗り、いよいよ施術が始まります。
痛みは、ニードルで「チクッ」だけ。
針を刺す場所は、耳の形によってそれぞれ「綺麗に見える位置」が違うらしく、
おすすめの場所に印をつけてもらい、鏡でチェック。
筆者は特に、場所にこだわりはなかったので、そのままの場所でお願いしました。
「じゃぁ、やっていきますね。」
軟骨は、ニードルで開ける為、開ける方の耳を上にして首を曲げた状態で、
耳の外側に針を当て、「ぷすっ」と一気に刺されました。
「?」何が起こったのか?よく分からない。
「はい。後はピアスを付けるだけです。」
と言われ、ニードルにピアスを通して、キャッチをつけて完了。
合計五分くらいの施術でした。
ピアスを開けた時間は、一瞬でした。あまりにも、早技だった(笑)
開けた瞬間は、注射がちくっと刺さったくらいの感覚。
大して音もしなかったし、痛みもそんなになく、なんか刺さったな、くらい。
全体的にスムーズすぎて、本当にこれで開いたのか!?と、思うほどでした。
実際の開けた直後の写真はこちら。
赤くなってもいないし、綺麗に開いている様に見えますよね!
(この時、実際は痛みと戦っていましたが・・・!)
しかし、ピアスは、開けてからが勝負でした。
開けた後、2〜3日は、めっちゃ痛い!
開けた瞬間に痛くなかったので、すっかり油断していた筆者ですが、
その後は、時間を追うごとにじわじわと痛みが広がってきました。
「初日は痛くなくて、翌日から痛い」とネットで見てきましたが、
初日から痛いじゃん!!と半泣き・・・。
開けた後3日目くらいまでは、強風や髪の毛が耳にあたるのも痛かったです。(泣)
なにせ、無理やり骨を骨折させているので、刺激があって痛いのは当たり前ですが、
ここまでとは・・・(笑)
特に初日は、痛みが気になってあまり寝られないくらいでした。
因みに、寝るときに、患部を下にして寝るのは、控える様にしましょう。
枕との摩擦などで開けた穴が傷つき、治りが遅くなることが多い様です。
スタジオでもその注意がありました。
開けて1週間後くらい経ってからは、少し痛みが治りましたが、
まだまだ鈍痛は続いていて、特にタオルなどにひっかけたりすると悲鳴が出るくらい。
2週間目、ピアスを開けたところが、痒い。
2週間、スタジオで受けた説明通りにケアをしていたからか、痛みはありますが、
膿んだり腫れる様なトラブルは一切ありませんでした。
痛みは指などで触れるとじわっと感じます。
ただ、開けて1週間が過ぎた頃から、開けたところが痒いです。
調べてみると、理由は「傷が治りかけているから」らしいので、
特に特別な作業はせず、そのままにしました。
3週間目、ほとんど痛くない!
そして現在。
腫れも赤みもなく、痛みもほとんどありません。
ピアスをつけていることを忘れるくらいに回復しています。
実際開けた当初の痛みがかなり強かったので、1ヶ月たたずにここまでよくなるとは思っていませんでした。
ニードルの方が治りが早いとはこういうことか!と実感。
また、治りが早い理由は、
筆者としては、ピアッシングをプロにやってもらい、綺麗に穴が開けられたということが大きいと思っています。
私の友人は、自力でニードルでピアスを開けたのですが、開けて1年経つ今でも
膿んだり、汁が出たり、ずっと調子が悪い状態が続いており、未だ安定しないと言っています。
もちろん痛みの程度や安定するまでの期間は人それぞれです。
筆者は、耳たぶを開けた時には、治りが早い方ではありませんでした。
開けて最初から8ヶ月目くらいまではずっと調子が悪く、ピアスが合わない体質なのだと思っていたのですが、
今回綺麗に開けてもらったことで、軟骨は、それほど困難なく3週間目まで来ています。
なので、筆者個人の意見としては、
開け辛く、安定もしにくい軟骨ピアスは、病院やピアススタジオなどの、専門機関で開けて貰うことをお勧めしたいです。
2021年 追記:軟骨ピアスを開けてから1年後
この記事を書いてからしばらく時間が立ちました。
開けたピアスの現状ですが、安定していません!!
先日ピアス外しにピアススタジオへ行ったのですが(キャッチを固く締めていた為)
「状態がかなり悪いですね。このまま外すと、1,2時間でふさがっちゃいますよ。」
と言われてしまいました。
とりあえず、キャッチを緩めて貰ったものの、しばらく安定する気配もなさそうす(涙)
ピアスが一年経っても安定しない原因
なぜ1年たってもピアスが安定していないのか、原因を考えてみました。
- ピアスを開けたほうを下にして寝てしまった。ほとんど毎日。
- 毎日行うべきはずの消毒をサボりがちだった。
- ピアスの状態を日々確認をしていなかった(肉芽が大きくなった)
思い返してみると、開けた時に注意されていた点をみごとにやっていました!
特に必要だと感じたのが、3点目のピアスの状態確認。
開けてから日が立つとピアスを付けている事自体忘れそうになりますが、
定期的に耳たぶを裏返したりして、鏡で状態を見てあげてください。
見えないところが意外と荒れていたりするのです。
これを放置すると肉芽に繋がります(私はそうなりました)
スタジオから説明されたケア方法
補足になりますが、今回スタジオで指示されたケアは下記の流れでした。
・生理用食塩水で耳の表と裏を湿らせる(スプレーだと簡単)
・五分置いてシャワーなどで流す
・水気が残らない様にしっかりと乾燥させる
→この作業を1日2回
筆者は、耳たぶをピアス用の消毒液を使用してケアしていましたが、
市販の消毒液は強すぎるので使ってはいけないと説明がありました。
まとめ
・ヘリックスは、開けた瞬間は、注射を刺したくらいのちくっとした痛みのみ。
正直、あまり痛くない。
・開けた後、1、2日目は、じわじわかなり痛い。
髪の毛が当たるだけでも痛い。夜寝付けないくらい辛い。
・開けた後、2週間目は、少し痛みは減るが油断してひっかけるとかなり痛い。
また、開けた所が痒く、治り始まっている。
・3週間目は、ほとんど痛くない。つけていることを忘れるくらいに回復した。
・筆者自身のピアスの治りが早いのは、開け方が上手かったから感じたので、開け辛い軟骨を失敗したくない方は、セルフよりも病院やピアススタジオで専門家に開けてもらう方が安心。
この調子でピアスホールが安定してくれればいいのですが、
軟骨は、安定までに1年〜2年ほどかかる為、
気を抜かず、慎重にケアしていきたいと思います^^